2015年12月09日

SEは繊細! ~スピリチュアル・エマージェンシーと〝ILP〟⑤~

SEを見分ける方法は、本書〝魂の危機を超えて〟で、最重要項目とされているひとつですが

彼らは繊細です。 (繰り返しますが、まともにILPに取り組んでいる人は皆、統合的な意味で〝SE〟です(笑))

即ち、彼らが物語を創る場合

〝無思慮に反道徳的で残酷な内容を見ると、本気で(大体良心において)ショックを受ける〟経験から

決して、人に配慮出来ていない形にはしない のです!!!!!

ここは、本書でグロフが至極強調している点であり

〝精神病と診断される領域の人の僅かに、SEが見られる〟

ということなのです!

私は〝夢・あこがれ・とまどい〟として、SE(にあたるもの)に入ったので

そもそも〝診断を受けるSEは少ない〟と言えます。


[次の記事]〝理性と治癒能力

[まとめて読む]〝リンク後 まとめ表示 下部よりどうぞ♪

[トップ記事へ]〝プロローグリンク


posted by インテグラルとど at 23:03| 実用的生活実践 | 更新情報をチェックする

2015年12月10日

理性と治癒能力 ~スピリチュアル・エマージェンシーと〝ILP〟⑥~

まず、彼らは、オレンジ(5)になければ、〝SEは普遍的なもので、万人が平等に実践治療を受ける権利があり、合理的な一般的方法も存在する〟とは思えないわけです。

そして、瞑想(深層からの回帰‐英雄の旅のプロセス) において、影と一緒にですが

構造レベルで、2段階ほど成長し、インテグラルな意識に目覚め、ILPの実践能力と、例えば企業内などでそれを普及浸透させるといった〝関係能力〟が、安定的に開花します。

注意点は

〝教祖(レベル2ないしレベル4の道徳)のような人は、SEに対して心を開ききれない〟というところで

たとえSEとしての症状がみられても、これまでの統合的カルマを見る限りにおいて

グロフが言う意味での〝適切でない〟層にあたるのです。

ヒトラーが分かりやすいですね。 (器質との差異は後に見ます。インテグラルな見解として、重度のものを除けば、成長との相関は低いと言えるのです。)

要は、〝現代リベラルに合った、健全な発達をしていない〟人は〝社会文化的に考えても、何らかの破たんが見られる〟ということです。 (多次元システム社会になったら、もっとこういったことが把握されていきます。ポテンシャルの使用の力学という風に。)


[次の記事]〝SENと私たち

[まとめて読む]〝リンク後 まとめ表示 下部よりどうぞ♪

[トップ記事へ]〝プロローグリンク


posted by インテグラルとど at 21:04| 実用的生活実践 | 更新情報をチェックする

2015年12月11日

SENと私たち ~スピリチュアル・エマージェンシーと〝ILP〟⑦~

では、スピリチュアル・エマージェンス・ネットワーク(以下SEN)は、どのように定義できるのでしょうか?


まず、道徳段階5以上の深度(ないしポテンシャル‐子どもなど) でないと、SENを壊してしまうことは、前回見ました。 (〝魂の危機を超えて〟の末尾に、そういった水平的な分類の図があります。これもまた、AQALでは、ゾーン2のレベルから、ゾーン1のデータを統合する道筋を辿るのです。)

次に、財産や名声のために、平気でうそをつく人は、SENにふさわしくないでしょう。 (エイジェンシー・コミュニオン、あるいはパラダイムとして、このバランスを欠くことは不可能です。) そういった人は、まず道徳的に不安定だし、一般的な繊細多感なやさしいSEの成長を〝止めて〟しまいます! 私がパラレルワールドから道徳性を考えることを強調するのは、こういった、全く外部からは分からない、ポテンシャルとしての〝停止〟が、ものすごい恐ろしい〝損失〟であることを解っているからです。

私は、こういった良性の流れを止める勢力を〝邪教〟と呼んでいますが

SENに必要な〝愛(8)〟は

以上のような事柄を考慮して、浸透していくべきです。


[次の記事]〝マズローとSE

[まとめて読む]〝リンク後 まとめ表示 下部よりどうぞ♪

[トップ記事へ]〝プロローグリンク


posted by インテグラルとど at 20:07| 実用的生活実践 | 更新情報をチェックする

2015年12月12日

マズローとSE ~スピリチュアル・エマージェンシーと〝ILP〟⑧~

繰り返しますが、自我が強くないとSEが起こらないのは

通常、人間性心理学のマズローが証明する通りです。

ただ、ゾーン2のレベルとゾーン1の状態が相関するとはいえ

マジェンタやアンバーでも、SEとしての〝状態的〟危機は起こります。

問題は、深度ないしポテンシャルとして、正しく〝成熟〟しているか? の指標において

発達不均衡者は、たいてい シャドーが大量にあり、自己システムが不安定なので

道徳など、〝認知より後から発達するラインが乖離的〟で、SEが起こっても

先に〝サイコセラピー〟の方をしないと、普通のSEの人に、要らぬ混乱を与えてしまうのです。

無害な方も大勢いますが、時に、こういった人が権威ある立場に立って、スピリチュアリティを牛耳ると

前回も述べた〝自然に伸びるはずだったポテンシャル領域〟が、誰にも気付かれることなく、破壊されるということなのです。

ちょうど、アマラとカマラが、人間であることに〝誰も気づかない〟ということ!

これは、ひどすぎませんか?


[次の記事]〝魂のカルマ

[まとめて読む]〝リンク後 まとめ表示 下部よりどうぞ♪

[トップ記事へ]〝プロローグリンク


posted by インテグラルとど at 22:49| 実用的生活実践 | 更新情報をチェックする

2015年12月13日

魂のカルマ ~スピリチュアル・エマージェンシーと〝ILP〟⑨~

グロフによるSEの分類 の、解説です。


・自伝的領域・・・基本の抑圧・シャドーワークで解決

・分娩前後の領域・・・前言語的な乖離・心身総合的な発展版シャドーワーク&ILPで解決

・トランスパーソナルの領域・・・ポテンシャルの開花・ILPの社会文化への表現‐適用により咀嚼



右側は、私の、実践的見解です。

ウィルバーは、コスモス3部作の第2巻にあたる著作で、カルマが〝コスモスのハビット〟であることを、書いているようです。 (インテグラル・スピリチュアリティが創発したので、流れ上、出版されず、ネットで切り抜きが公開されていました。)

インテグラル・ライフでは、この考え方を含み、〝統合的カルマ〟と表現されたそれは

私が〝統合的生まれ変わり〟と言及するもので

まだ自己システムが幼い時に、〝生まれ変わりの記憶〟を〝3人称的に客体化‐咀嚼〟できない、という点で、コスモスのハビット(形態形成場・集合的無意識)としての、誰かさん?の個我(っぽいもの)を強く受け継ぎすぎる、というものです。 (次第に生まれ変わりの記憶が消えるのはそのため。)

これは当然複数(ないし多次元まで)の記憶の継承に広げることができ、その3人称化(3-p×1-p×2p)こそが〝オレンジ〟とか〝ティール〟とかの構造なのです。 (宇宙人やパラレルワールドにまで広げると、2-p×1-p×2pという風に、絶対的なハビットではない構造として観測されます。深層構造が深くなり、表層構造のバリエーションが増えるのです。)

これを、SEの各領域に適用してみましょう♪


[次の記事]〝地獄への旅は必要?

[まとめて読む]〝リンク後 まとめ表示 下部よりどうぞ♪

[トップ記事へ]〝プロローグリンク


posted by インテグラルとど at 20:00| 実用的生活実践 | 更新情報をチェックする

2015年12月14日

地獄への旅は必要? ~スピリチュアル・エマージェンシーと〝ILP〟⑩~

グロフは、少なくとも試練は〝必要だと信じる〟と言っています。

これは当然、ILPで多角的な〝実践〟として言及されるものの〝要約〟に他なりません。

ともすると、そういった、ILPを無視した非合理的な解釈は、〝要約ではなく矮小化〟であり

〝自分に巧妙に嘘をつくこと=地獄絵図のシンボル〟という風に、?????です。

このように、必ずしも、SE自体が、表層構造として必要なわけではないのです。

前回の議論を要約すると

〝ゾーン4の影を、ゾーン1に統合する〟となります。

(ここでは、集合的無意識からの影響を、ゾーン4からのゾーン3とします。解釈次第で、ゾーン4に影を投影することにならないかもしれませんが、ゾーン4=集合・内面・外部 として、ゾーン1と3の影を、みんなの外側に投影している、と述べます。余談ですが、ゾーンの軸(次元)は3つ[2×2×2=8]です。)


[次の記事]〝〝刷新〟と誤解

[まとめて読む]〝リンク後 まとめ表示 下部よりどうぞ♪

[トップ記事へ]〝プロローグリンク


posted by インテグラルとど at 21:52| 実用的生活実践 | 更新情報をチェックする

2015年12月15日

〝刷新〟と誤解 ~スピリチュアル・エマージェンシーと〝ILP〟⑪~

グロフが〝魂の危機を超えて〟で言及している、SEの旅(現象)のひとつです。

〝魂の航海術〟〝死者の書〟で紹介されたような

〝自我が生まれ変わる〟プロセスの、多彩な現象学ですが

大切なのは〝道徳レベル〟と〝深層構造〟です。

結局は、彼らは、〝よりよく社会を癒したい〟のです。

誤解している人々は、首をかしげますが、要は

〝そういった参与が、自分を癒す〟〝社会も文化も自己に他ならない〟

ということです。

(L/5,Q/1,S/c) において、理解可能な視点です。

即ち、SEは、そのアドレス(以上)にある人を、インテグラルに引っ張る時に起こる、と言えます。

(ここでのS/cは、至高体験でもよいです。)

成長には、解釈が伴う、ということでもあります。 (ティールの自己システムは、より包括的な〝自己〟に引っ張られてきたと感じますし、オレンジで〝何かが変わらず残っている〟というものの発展形だとも言えます。)

(統合的生まれ変わりとしては、多数の生まれ変わり‐今を、さらに統合洗練していくプロセス。より多くのホロンを含む運動です。)


[次の記事]〝〝共時性〟と 公平さ

[まとめて読む]〝リンク後 まとめ表示 下部よりどうぞ♪

[トップ記事へ]〝プロローグリンク


posted by インテグラルとど at 19:27| 実用的生活実践 | 更新情報をチェックする

2015年12月16日

〝共時性〟と 公平さ ~スピリチュアル・エマージェンシーと〝ILP〟⑫~

共時性は、SEのプロセスを完了していくにつれて、激増していくと、グロフは述べます。

わたしも、また、2014年秋~2015年いっぱいまで、頻繁に共時性を経験しています。

これらが、パラレルワールド(多次元)を根拠にしているとすると

まず、SEを大切にしている (自分がインテグラルにはSEだ!と主張する) のならば

正しい〝多次元〟の描写が求められるということです。 (インディゴの描写は必要ありません。嘘をつかないということです。)

これには、道徳としての〝公正さ〟〝公平さ〟を当然伴います。 (議論しました。)

こういった、〝共時性に深い意味を持たせる〟には

コスモス(Kosmos)に対しての〝インテグラルな信仰〟が必要だということですね。


[次の記事]〝〝チャネリング〟と 解釈‐高度

[まとめて読む]〝リンク後 まとめ表示 下部よりどうぞ♪

[トップ記事へ]〝プロローグリンク


posted by インテグラルとど at 22:12| 実用的生活実践 | 更新情報をチェックする

2015年12月17日

〝チャネリング〟と 解釈‐高度 ~スピリチュアル・エマージェンシーと〝ILP〟⑬~

ポイントは

〝プロセス自体の公の公開〟ではなく

〝各自がプライベートでの受信〟である場合

チャネリングかどうか わからないのではないか?

ということです。

例えば、インスピレーションには、高度が伴います。

その構造化‐解釈にも、高度が伴います。 (視点×視点×視点)

(〝メロディと統合的リンキング〟として、後日 論じる予定です。)

これを知らない人は、SEと偽って、〝チャネリングで作品を創った〟ことにできると思っているのですが

チャネリング(として偽ったもの)も、それを使った作品の構造‐描写‐構成も、共に、〝本人(個我)の高度を受ける〟

ので、より上方の高度のものを引っ張ってくると

〝理解を超えているもの(Q/1)の外面(Q/4)の矮小化〟という形で、知られるわけです。

最近、みんな、鑑賞力が肥えてきているので

こういったものは、オレンジレベルの人々において、長期的には通用しません。

SEは、チャネリングを、決して悪用しない のです。


[次の記事]〝〝憑依状態〟と インスピレーション

[まとめて読む]〝リンク後 まとめ表示 下部よりどうぞ♪

[トップ記事へ]〝プロローグリンク


posted by インテグラルとど at 21:57| 実用的生活実践 | 更新情報をチェックする

2015年12月18日

〝憑依状態〟と インスピレーション ~スピリチュアル・エマージェンシーと〝ILP〟⑭~

こういった憑依は、ある時突然起きて、その者のコントロールを奪う、と思われがちですが

むしろ

健全なエマージェンスに対しての こういった現象は、〝インスピレーション = 霊感 ・ イン‐スピリット〟

と言います。

SEの憑依も健全ですので、不健全というなら、憑依そのものの〝シャドー側面〟でしょう。

これは、ウィルバーが進化の構造で触れた、〝啓蒙主義が捨てたスピリチュアリティ〟といった、現代の〝分離〟を、ゾーン4的に表している、のです。

ゾーン1と5のエネルギー心身的側面を、シャドーモジュールとスピリットモジュール、必要に応じてボディモジュールにより、統合していけばよいのです。


[次の記事]〝SE種々現象学のまとめ

[まとめて読む]〝リンク後 まとめ表示 下部よりどうぞ♪

[トップ記事へ]〝プロローグリンク


posted by インテグラルとど at 21:58| 実用的生活実践 | 更新情報をチェックする