2018年12月20日

自分の主張を大切にする意味 ~メディア・選挙投票・距離空間~

私は、こういった記事も書きましたが、池上彰が テレビ東京(日曜ゴールデンかな?の出演・仕事)に関して〝働き方改革〟って言っていました。 (出過ぎていたということらしいです。)

さりげに責任を感じた気がしますので、思ったことを(一般向けの哲学的随筆?形式で・笑)言っておきます。


テレビ東京(系)は、感情の発達ラインが主機能で、そのラインから深いところ(感情のラインの深いレベル)を判断するのが最も適切であるのは、この局の 深いものが定立されていると思われる番組を見ていれば 誰の目にも明らかだと思われます。

問題は、深いレベルの感情のラインの領域ではなく、感情のラインそのものを定立しようとする風潮が未だにあるということです。(これが ケン・ウィルバーが再三言っている〝LLF〟-ラインとレベルの混同-ですね。)

そうすると、ブーメリティスのような 前後のレベルの混同(PPF)が起きて、スピリチュアリティのライン・モラルのライン などの 子どもの頃に健全であるレベルが 大人じみたものであると主張するに至ります。


感情のラインの深いレベルから、モラルやスピリチュアリティや論理的知性(丹念に根拠を示すような論理的思考の発達ライン) の領域の深いレベルと どのようにコミュニケーションを取ればよいのか と言いますと、やはり マインドモジュールの基本的な意図である〝感情のラインも認知のラインを先行させている〟点に注目します。

認知のラインの深いレベルではなく、認知のライン+感情のラインの深いレベル にて、他の主張に呼応共鳴していくということで、そのノウハウを発展させるためにILPがあり、レディ ジュエルペットで示された通りですが、その後の経緯より 番組間において 完璧とは言い難いようです。 (ルビーチョコレート、流行るかなぁ。)


池上さんの論理的知性(外側の象限重視)に テレビ東京が頼るということは、感情のラインという主機能(タイプ)にとっての補助機能(タイプ)として 捉えているということですが、頼りすぎている感があると 彰くん本人が述べているわけです。

つまり、論理的知性の深いレベルに 主機能である深い感情のラインから 深いモラルなどのアイノコをするのではなく、中程度の感情のラインより 論理的知性と名の付きそうなものを何でも頼っていくという、投げやり感が出演者含め、見られたのではないかと思います。

私は、こういった番組のファンですが、肝心の主陣営に合意が揺らいでいるというのならば、この位は書いても良いでしょう。 (他にも ちょっとした近況的意図がありますが、それは最後の方に。)


テレビ東京の強みが ILPで言う〝感情のモジュール〟と言うなら、マネーに関する領域は 付属モジュールである〝お金のモジュール〟です。 私が節約生活として このブログで採算挙げている内容と深くリンクしますが コアモジュールである〝マインドモジュール〟ではありません。 ここを混同するのも さりげに注意でしょう。

そして、感情のモジュールは シャドーワーク(感情のセラピー)に強いのですが、〝深く優しい描写をする (怖い内容にはしない)〟ことが 最も強い武器(説得力のある主張)となります。

女性タイプの感情のラインの深いレベルの浸透性が 強い意図と行為を生み あらゆる波を活性化していきますが、浸透性の具体的な領域を平等に扱うことで マジェンタ・レッド・アンバー・オレンジ・グリーン など(の大人都合版とそのシャドー)を しつこく活性化してしまうことになり、感情のラインの深いレベルが 感情のラインの稚拙なレベル へと分解してゆき、子どもの健全性を損ねることにもつながります。

そこに 深いと思われる論理的知性を入れようとしても、うまくいかないのです。


この、深く優しい描写のディテール(実質)と それがなぜ必要なのかの理解が 決定的に必要であり、そこが曖昧だと 指示言語(コスモスのアドレス・高度と象限)に置き換えることも不可能です。

優しいのではなく、深く、です。 深くて だからこそ優しいということです。

これは、他のテレビ局では でき難く、唯一 テレビ東京系列でのみ 今のところは 実現していく可能性がある と期待できるということです。


これを書いたもう一つの意図ですが、選挙の投票率に関する 地味に複雑な問題を指摘できるからです。

池上さんが (テレビ朝日系の番組かな?―で) 〝若者の投票率の少なさについて〟〝選挙や投票に興味を持つことから (その意味での)社会や世界は変わっていく〟と主張していましたね。

しかし、私が思うに、それを厳密にやっていくと、思想などの〝深さ〟を判断するのは避けては通れぬことであり、皆 騙されたくは無いので、スルーしがちだということです。

具体的には、このページにて書かれているそのまんま、〝テレビ局同士の主張の違いや新聞社・選挙の党との思想的関係性、そして深い健全度〟を判断(つまり深く批判まで)する必要がある、ということで、ここでは テレビ東京系のことではなく 該当領域のすべてのメイン・コミュニティ(営み)を指します。

私もまた、こういった営みの部分を垣間見て、一人では手におえませんでしたので、若者の政治離れは 社会や世界の権力者(とそのコミュニティ)への〝恐れ〟から来るものであり、無関心を装ってはいても 非常に 真っ正直であるのが難しいと、強く感じます。

よって、私は、政治選挙よりは こうして書いています。

若者が投票に興味を持つための ポスト形而上学的 簡単なアイデアもありますので、機会があれば紹介したいと思います。


池上さんに 私の立場より 今言えることは、テレビ東京は 微妙に曖昧な部分もありますが ここでしかできていない感情的知性の深い部分をメインにコミットする営みがあって 論理的知性(インテグラルな知識人...かな?) 陣営にとっては 距離の詰め方に苦労する以上のリターンがあると思いますので、緩やかにでも関係を築いて(交流を続けて)おくことをオススメします♪

安売り(メタ主張が崩壊すると感じる内容の反復)はしなくてよいし(再放送でもいいじゃない♡)、年1回でもよいし、自由に日々を生きてくれても良いし、少なくとも私は テレビ局それぞれに対して自己主張して距離を置いてよいと思います。


以上、最近 地味に疑問に思っていることの意味をまとめてみました。

日本と海外それぞれの国の事情を 統合的に見ると 特にこういった課題が見えてくるということですね。



(2019 01 28) ここに書いてよいのか分かりませんが 個人的に〝仮名〟が気になりましたので、一応付記します。 (テレビ東京系さんの昨日のある番組内より・つぶやき程度にて 読み飛ばし希望)
ラベル:AQAL
posted by インテグラルとど at 14:15| 実用的生活実践 | 更新情報をチェックする