というわけで、まとめに入ります。
前半部分は、本書の〝直観で柔らかく読める〟感じを表現したくて、現代の話題・主題も含めた形にて、シンプルに感性的に提示するように 紹介しました。
後半部分は、フロムという偉大な社会心理学者の言葉を引用することなくして〝彼らしい主張〟が十分に伝わらないことも含め、〝学術的な部分を強調した〟要約を行い、フロム本人が勧める〝過去の知に開くこと〟を ピンポイントに簡潔にできる知恵として〝ウィルバーの哲学体系〟を たびたび持ち出し、照らし合わせて より正確になるよう 解説しました。
やはり、〝聴くということ〟とは、音楽が分かりやすいです。
現代人の想いと近況が浸透しているという意味で ミスターチルドレンの「リフレクション」を挙げましたね。
なぜか、主要な哲学 (マズローや ロロ・メイなど、主に人間性心理学以降の人々とその思想が現代人には合っているはず -より昔のものがそれらに含まれている為 無理して遡りすぎる必要はないのです-)
こういったものが〝堅そうだからなのか、一般にはそれほど 注目されていない〟この現代。
統合的カルマの洗練か、余暇の自然な増大か、バーチャルシステムと向き合う時間の最適化(やりすぎないこと)か、ぐっすり眠ってから覚醒して集中する鍛錬か
いずれにしても、〝深い思想に触れる〟機会と文化が、日本人には無いか失われている傾向にあるようです。
多くの出版される書籍は、まずこの部分を強調すべきです!
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2017年10月20日
普遍的な思想に〝やわらかな〟理解! ~フロム「聴くということ」と 私 ㉓~
posted by インテグラルとど at 06:07| 実用的生活実践
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