2017年09月14日

器質的遺伝と 内面の科学 ~フロム「聴くということ」と 私 ⑭~

ブーメリティス(私が挙げる一例)でおなじみの問題について

いかなる所与の社会にも固有の構造があり、それを分析することが重要」 (P137)

と、フロムは主張しています♪


〝(左下象限のゾーン4・左上象限のゾーン2 の) [=内面を外側から見た] 構造主義〟と〝(右下象限のゾーン8 の) 社会構造〟について理解を深めて初めて、〝(対象の)社会文化内にて生みやすいパーソナリティタイプ(似たサイコグラフ)〟があることが分かる のです。


フロムは社会心理学者として知られていますが、〝愛する決意が大切〟といった〝内面の成長〟に言及することが多いですので、構造主義(内面の科学)も含んだ主張となります。

フロイトの時代はまだモダン(啓蒙)時代の末期でしたから、ポストモダンに開花した 内面の科学である構造主義がほぼ存在しなかった、ということですね。 (フロムはフロイトが上記を考慮しなかったと言っています。)


ポイントは、所与の(例えば私たちの)社会にて

タイプ[a]の犯罪者が多い→そのほとんどが先天的器質Aの人物だった〟(外面の 行動・機能適合主義[ゾーン6・ゾーン8]への還元)ではなく

先天的器質Aの人物が、犯罪者のサイコグラフの タイプ[a]になりやすい(陥りやすい)社会文化的な性質(ないし歪み・教育の偏りなど)がある〟(内面の科学であるゾーン2とゾーン4を考慮する)

というところです。


そういった文化がより良く進化すれば、多くの器質的なものと思われた〝犯罪〟が消え去るでしょう。

(良性・悪性の フロムの視点を思い出してください。)


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posted by インテグラルとど at 12:36| 実用的生活実践 | 更新情報をチェックする