2017年07月16日

より多い幅を扱う倫理技術のレベル ~パラレルワールドの難問点③~

① けんかをする (心圏)

② 風邪が流行る (生物圏)

③ 街々が崩れ落ちる (物質圏)


①は、部族社会とか子どもや醜い大人の争いの 比較的普通の部分です(過剰な部分は原因が絡まっているので除外)。人間のホロンを傷つけるので非倫理的な方向に行きがちですが、〝比較的健全なら規模は小さい〟のです。 (今は この領域での深度の区別や深遠さは考えません)

②は、中世の疫病を考えると分かりやすいでしょう。農耕的な技法が発達した社会においては、牧畜において森林を破壊したりというのもありますが、①に比べて、技術操作の及ぶ幅(スパン)がより大きくなり、倫理的に責任を取るべき複雑さ(デリケートさ)が増大していますね。

③は、結局はミサイルや原子力発電です。進化の構造で〝基礎的なホロンほど より深い全てのホロンに構成要素ゆえの影響を与える〟という風な指摘がある通り、物質は 無限とも言えるようなスパンを持ち かつ生命でないので操作は倫理的に行える(人や生命を操作するよりはるかに倫理的) ので、制御が効かなくなると・・・


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posted by インテグラルとど at 07:59| 実用的生活実践 | 更新情報をチェックする