これは、小説等で、世界が分岐するタイプの〝タイムパラドックス回避〟がブームとなり、パラレルワールドの一種として記述できることから書かれたものでしょう。
以上より〝パラレルワールドは分岐世界でなければならないとは言っていない〟ことが分かります。
次に〝時間軸〟が登場します。
時間の矢(方向・Arrow of time)の意味ではなく〝時空〟(とど‐タイターの用語では世界線・world line)の意味で、誰かさん?(アニメ界??)が広めてしまったようです。
しかも、wikipediaには〝時間軸〟がありません(笑)
理由は、様々な英名等、外来名が〝時間軸〟と訳されている為です。(time axis; temporal axes; time base; temporal axis)
〝軸〟は、昔から〝中心〟的 曖昧な意味で使われることが多く
〝時間軸〟もそのあおりを受けた〝死語〟のような旧用法だったようですが
物理で当たり前に習う方の〝時間軸(time axis)〟は健在な為、時間軸(world line)と言葉の権威・用法が混乱し、現在の浸透に至っています。
つまり、現在のパラレルワールドに対する〝本気度〟とはその程度のものなのです。
現代物理学ではあれだけ可能性が指摘されているというのに…。デジャヴもあるし。
また、分岐を分化と取り違え、統合を歌っているものがあります?(検索エンジンでありました)が、分化/統合は、全体‐部分の成長・創発のプロセス(レベル)であり、分岐は、ヴァリエーション(タイプ)です。個体と社会と言ってもよく、〝あなた〟は〝わたしたちみんな〟と〝統合〟することなどできませんね。出来るとすれば、ただの〝究極独裁主義〟です。(到底統合とは言えないですけど|д゚))
よって
wikipediaは、パラレルワールド≒分岐世界? としか言っておらず
時間軸(time axis)と呼んでいる過去の作品は、時間軸(world line)のことを言っているのだと勘違いされ
パラレルワールドは絶対に分岐しないといけなくて、それを〝時間軸〟と呼ばなければならないと思っている風潮ができた
と結論できます。
グラフで、横軸(time axis)を取り、それと平行に走るのが(world line)です。
この(world line)は、最初から〝平行〟モデルで
分岐時空の精妙な矛盾点を解決できます。(過去に色々解説しています。)
では(・∀・)
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ラベル:パラレルワールド