2021年04月23日
自転車・原付にやさしい〝片側2車線〟 ~新しい情報社会的な道路ネットワーク~
・自転車 原付1種が 安全に左車線を走り続けられる
・4輪自動車や自動2輪が必ず追い越し車線に移動できる
・緊急車両が特急で通れる
・車両の右左折も考慮する 新たな信号待ちの発想
これに近いことは、以前にも議論していますね。
今回は、完全自動運転を待たずに、試験的に可能かもしれない方法を、思い付きました。
私は、フィクションとして提示します。 (実際の道路交通に対する この記述による責任は負えません)
他のバージョンでも、改良型でもいいので、自転車が走りやすい片側多車線を、権限のある分野の方に、考案してほしいと思っております。
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自転車・原付のみ追い越し可能の オレンジ線 (車線変更禁止) を、片側2車線の破線の上に引き、走行車線を固定する。 (適度な間隔を持った交差点間を考慮。 追い越した後は、全ての自動車が、追い越し車線を走るか、元の車線に戻ってもいい条件を決める。)
信号を、左車線(基本車線)と 右車線(追い越し車線)で、別々にする。 たまに見かける側道用の信号の応用。 信号待ちの後、自動車が多い車線から、青信号にして、2車線の並走状態を解除する (左車線か右車線 どちらかが青の時は もう一方は赤・対向の信号も同様に)。 これより前方の道に 交差点が少ないほど、強い効果を発揮すると思われる。 交差点の後で、車線変更禁止を一旦解除して、車線変更できる破線にしても良い (次の交差点で右折する車両など)。 その場合は、自転車・原付の追い越しで 右車線へ移動するルールを徹底・強調する。
上記の2車線別信号(スイッチ方式?)の信号待ちで、右左折する場合を考えて、2車線とも 直進と(右)左折が可能なレーンを設ける。 追い越し車線の方の、停止線を前方に設ける。 (左車線に停止線を越えて停車している車両がいると、右車線の自動車が 左折できないという点を、クリアする必要がある。 ひとつの方法としては、左車線のかなり後方に停止線を設けて (自転車等のすり抜け対策にもなる・自転車用[予備]信号も併結した方が良いだろう)、左車線用の信号が赤になってから 次の信号が青に変わるまでの時間を遅くし、停止線を越えている車両を交差点の先に行かせるように 何らかの工夫をするのがいいかもしれない。 現状のややこしい右左折のある交差点に比べれば、一般道において この位の事は、可能ではないだろうか。 別の角度から見ると、 もともと、一列になって走っているはずなので、この問題は起きにくいだろう。)
同様の交差点にて、右折する場合、左車線から右折できるようにする場合は、自動車が交差点左側を大回りできるようなスペースが必要 (自転車の2段階右折に近い軌道)。 歩道の交差点隣接部分をガードレールで覆う方がいいかもしれない。 進行方向の左車線 (場合によっては右車線も――) が青信号の時、対向方向の信号は赤にするべきだろう。 つまり、なるべく右折が不要な交差点に、上記の信号は向いている。 (ちなみに、自転車が車道を走行しているときは、後方に自動車がスピードを上げて来ることは ほぼなくなるため、安全に交差点をパスできるはず。 ――すり抜けをしなければ。) 左車線から右折できないようにする場合は、より後方の地点で、横道から合流する自動車を含めて、右車線へ行けるような ルールを設ける。(交差点後の部分的破線化など。) 3車線目の右折専用レーンを設置できない場合は、上記の信号を設置するのは、難しくなる。 (左車線から右折禁止で、自動車が左車線に一列になって走っている場合は、右車線に行くために、右折限定で後方から追い越し車線へ行くエリアを設ける。 システムがややこしくなってくるので、フェイズ3の自動運転システムに、このナビゲーションを連動すればいい。 右折専用レーンがあるなら 進行方向と 対向 それぞれ 一列になって走行しているレーン優先に青で、直進のみ[右折ラインに左折レーンを兼ねる場合・後に見る]か 直進と左折のみ、にすることができる。 右折可にすると 進行と対向で混乱しそうだ(狭い交差点の場合)。 直進と左折のみの場合、進行方向か対向 どちらか方向のみ 右折が可能でもいいかもしれないが、混乱しないように、どちらも右折可能かどうか そろえた方がいいかもしれない。)
或いは、既存の交差点とは別の地点に、上記の信号 (中継的な、右左折の無い交差点) を作った方がいいかもしれない。 そちらの方が合理的だし、建設の手数も少なくて済むだろう。 しかし、自転車の前方と後方に自動車が停車しているケース、渋滞するケース、など、微妙な問題が起こる可能性がある。 ルール上は、左車線の自転車(・原付)を(それ以外の)自動車は 必ず右車線から追い越さなければならないために、左車線の後方に停車する自動車は、交差点をパスするまで、おとなしく、自転車(・原付)の後ろを付いていかなければならない。 自動車が おとなしく その方法を取るだろうか。 また、左車線(右車線の信号は赤)から右折する自動車の右側を自転車が抜けると、非常にまずいことになる。 完全自動運転が無い状態で、自転車(・原付)が車列に入るにはリスクがいる。 右折する左車線の自動車の可能性から、左車線の自動車を、交差点内で自転車(・原付・自動車も)は 追い越してはならない。 よって、右折は、左車線から行わない方が無難。 されど、どうしてもという場合のために、仕組みとして、入れることはできるかもしれない。 自転車の後ろの原付やオートバイが どういう挙動をするのか、微妙。 基本は、自転車(・原付)以外は、右車線へ行かなければならないため、後方に停車することは、速度を上げた状態では、ないはずだが。 また、すり抜けを禁止しても、自転車にて行われると、対向右折だけでなく、追い越し車線からの左折で、死角から侵入されかねない。 とは言え、現状、片側多車線で交差点を通過する自転車は、むしろ、上記で、ルールを守れば、救われる。 (すり抜けする方が悪い。原付・バイクも同様。) 現状では、どんなにルールを守っても、自転車が片側多車線の道を 安全に通過する方法は、無い。 さらに、上記で、片側1車線の広さに戻ると、自転車は 同様には走行できなくなる。 すり抜けが横行する渋滞する道では、導入は、厄介かもしれない。 (逆に、片側1車線から2車線に拡張する道路では、上記のようなプロトタイプを見ることができるので、すでに、そういった道路が存在していると言えば、していると言える。―― そんなにうまく行かないことが多いが。)
片側2車線(多車線)道では、構造分離をして、自転車や原付が走れる車道を設けた方が早いのだが、狭い歩道しか無い道が多い。 これでは、自転車も原付も まともに走れない。 そういった構造にしないのならば、左車線を活用する方が良い。 また、路上駐車があれば、すべてが崩壊するだろう。 上記の交差点は、駐停車車両が生じないように設計されている必要がある。 (駐停車が行われる地域やシチュエーションは だいたい決まっている。)
渋滞が予想される場合は、国道等の長い道のりにおいて、追い越し車線等を1列に走る自動車が 常時青信号で走行できるような 新しい仕組みが必要。 理想は、常時、自動車は追い越し車線だけを走れるようにすべきで、対向車ともマージンが取れ、大型車も走れて、交通状況をシステムが把握し、タイミングを自動制御できる信号ネットワークを設置することになると思う (右左折とマージンも考慮)。 そこまで行くと、完全自動運転と、概ね変わらない。 そういう方向での実現も、あるかもしれない。 この理屈では、後方から一列走行の自動車が来ていないときに、右左折や、自転車・原付の発進を行える。 10kmの道のりで、1か所 自転車で最大5分の待ち時間が、3か所 最大15分ほどで、ラッシュ時間帯を構成するのが理想かもしれない (自転車・原付は ルールの範囲内で歩道に行ってもいい。歩道を広く つくらなければならないが)。 その場合、緊急車両は 左車線を走ることになり、交差点の手前に自動車がいると、右車線へ避けて移動することになるが、両方とも埋まっているよりは、遥かに良いだろう。自転車・原付は左端に寄ればいい。 ちなみに、自転車や原付同士は、さすがに、左車線で右側追い越しを認めて良いだろう。 そのためには、自転車は、やや左側に寄る方が良い。 場合によっては、追い越し車線を一列になって走る自動車は、3車線目の右折レーンから 対向と交互に信号を変えて 左折もできるようにする方法も、ある。
こういった仕組みは、歩道が狭く、自転車・原付が、他に道を選べない、自動車中心走行となっている 片側2車線以上の道に、向いていると思う。 片側3車線以上の場合は、路上駐車が無い道は、左車線を、路上駐車のある道は、左車線とさらに隣接する中央車線を、自転車・原付 の走れる道にして、自動車は、3車線目(以降)で 有利に高速に流れるように、システムを調整すればいい。
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つまり、私のアイデアは、完全自動運転同様の〝新しいコンピューター・ネットワークシステムを取り入れた道路交通〟そのものの可能性を、示している。 それ以上でも以下でもない、という結論に至ります。
自転車は、車両なので、正しい交通ルールさえ確立できれば、見通しの悪い歩道を走ろうと思う人は、減るでしょう。 (自転車がこれ以上、歩道に溢れると、地域によっては、まずい。)
自転車専用のサイクリングロードでは、左側通行で、ママチャリもロードバイクも、きれいに走っていますね。
道路がこんなふうになれば、現在 品薄の 種々自転車 だけでなく、充電式の原付の人気に、火が付きそう。
posted by インテグラルとど at 15:50| 実用的生活実践
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2021年04月24日
ワクチンと免疫と変異 ~平衡的視点から~ [生態系・選択] – 想像・仮説 -
なんとなく、ふと思ったことです。
変異自体は、去年の春から、すでに言われて(予測されて)いましたし、感染力の弱いものが主流で、たまに強いものが紛れ込んでいる、という風な報告でした。
小さな変異自体は、すでに、数えきれないくらい起こっているらしく、ほとんど、同一性は、保たれているようですが。
もし、感染力の弱い順から、おおまかに、A、B、C、と あるとして、潜在的な変異が、後者の形で付加していくならば、以下のようになるでしょう。
・Aが先に現れ 感染力は弱く ワクチンが効く
・Bが次に現れ Aが優勢のために あまり目立たない
・Cが遅れて現れ AとBが優勢のために やはり目立たない
そして
・最初は Aしか存在していない
・AもBもCも 必ずAの姿で生まれ BやCに変異する潜在力を持つ
・次に生まれたBは Aの姿だが 特定の条件でBに変異する
・さらに遅れて生まれたCも Aの姿だが 特定の条件でB さらに特定の条件でCに変異する
ずっと、思い付きですが、さらに進めていくと
・ワクチンを接種すると Aには必ず効くので 客観的に効果が見られて数値化される
・Aの姿のBやCが 認識されない形で 既に潜在的に現れている
・BやCのタイプでも ほとんどがAの姿なので ワクチンが効く
・Aは 軽い症状で 免疫を付ける役割にできる (ここでは流れ上の仮説。以上も以下も同――)
・ワクチンが普及すると BやCのみの姿となったもののみが残る
表面上、見えませんが、ワクチンが、免疫をつける役割にできる A を、消してしまうかもしれません。
すると ――
・ワクチン普及後 免疫が付いていない者が BやCにかかる
・Bはワクチンが効くが Cは効きにくいため Aによって免疫を付けられないことで ひどくなる
かもしれません。
変異が脅威だと感じるうちは、ワクチンを過剰に普及させることが、絶対にメリットだけだ、とは、言いきれないのかもしれません。
実際は、ワクチンとは関係なく、時間経過によって、AからCになった と思いますが、免疫を付けるのに必要なAがあるかもしれず、もしそうなら、ワクチンによって、Aだけを優先的に消失させてしまい、結果的に 後発組が ひどくなるのだとすれば、症状改善の数値だけを見て、ワクチンの効き目の先を 予測することは、安易かもしれません。
仮に、私の仮説ないし想像が正しければ、DやEになっても、変異種は皆 Aの姿と 弱い感染力 のまま 生まれるので、人工的に Aを消失させることで、効果を上げた、と思い込めば、そこから、なぜ、別の変異がやって来るのか、理解できないかもしれません。
重要なのは、免疫なので、免疫が弱い老人と それに関わる人は、ワクチンを優先的に 取り入れるべきですが、症状が出ている人が優先、であるだけでなく、症状が出ている人に限定、しても、いいのかもしれません。
(とは言え、抗体を付けるタイプのワクチンならば、症状が出る前に 取り入れた方が良いと考えることができます。 が、そのためには、安全性を証明しながら、ワクチンの数を億単位で 生産していく必要があるわけです。)
(抗体を付けるタイプ以外に、症状を抑えるワクチンがあれば、そちらを、症状が出ている人に使う、ということでしょうか。)
ワクチンは、上記のような、潜在的な変異に、[Aが 後発組の免疫を付けるのに役立っており ワクチンが Aを優先的に消失させる] という メカニズムは無く、素早く普及させた方が安全であることが、かなり証明されている、場合に、副反応も考えて、広く普及させる方向に移行しても、遅くない、のかもしれません。
こういう視点を切り出したのは、自動車でも 気候でも、何でも、人為的・人工的な操作を加える(生物圏と心圏を乖離させる)ことで、自然界の方が 反作用を起こして、変異している からです。
異常気象に特に言えますが、人の活動・行為の選択自体が、色々な自然界の変異の〝指示〟そのものであり、複雑な生態系の法則が〝まだ見えていない 解明しきれていない〟と捉えることも、妥当と言えるのではないでしょうか?
感染を根絶したいならば、交通戦争も根絶しよう、位の勢いがないと、創発は味方してくれないかもしれません。
ωωω
posted by インテグラルとど at 23:22| 実用的生活実践
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