2018年02月02日

過去や未来にタイムトラベルする必然性 ~クリシュナムルティと多世界⑭~

例えば、ある より道徳的な物理学者が素粒子力学の研究をして、原子爆弾の開発とリンクし、不本意に戦争に使われ、あと一歩で地球が焼き尽くされる次の戦争に・・・

こういった経験をして、この人生に意味があるか? 人の不合理な理由とは何か? と強烈に問うことは、基底としての(離れず より深い)構造的エネルギーを持った者(気付いた意識) には自然でしょう。


ここで、物質宇宙が神だとしますと、原爆と戦争とニヒリズムが神だということになりかねません。

即ち、基底とは、すべてを含むのです。時間も、歴史も、なにもかも。

(なにもないので。)


基底に時間がないのに、時計上の時間が存在する以上、そして素粒子力学からこういった歴史にまで発展した以上

私達(基底)は、この歴史自体を 記憶としての幻想の過去や未来としてではなく、現実の〝過去や未来〟として しかも科学的にも 知ることができるはずです

思考と想像で知るのではなく。


一見、悲観主義者は、輪廻を多世界解釈に持ち出しそうですが、―― 逆に、最も霊的にうまくいった世界から学ぶなど、いいとこどりができる発想は、10歳の子どもにも できるのではないでしょうか(笑)


[次の記事]〝より深い基底の世界創造

[まとめて読む]〝リンク後 まとめ表示 下部よりどうぞ♪

[トップ記事へ]〝プロローグリンク

posted by インテグラルとど at 21:25| 実用的生活実践 | 更新情報をチェックする

2018年02月06日

より深い基底の世界創造 ~クリシュナムルティと多世界⑮~

クリシュナムルティの主張が矮小化される時は、かなり狡猾な非合理的思考(-自我)があるでしょう。


成長が健全ならば脳は発達しますが、退行する場合は 既に発展した脳を退化できないので〝無理やり壊す-麻痺させる〟しかないのです。

(進化と)退行の力学を聴いた人は、退行がどうやって起こるのか?に かなりの疑問を持ったのではないかと思うのですが、クリシュナムルティ流にはこういうことのようです。


そして、恐怖や憎しみなどの断片化がこういった非合理的な営みを繰り返し続けているとのことです。


パラレルワールドならば、世を恨み、悪質なことを楽しんで脳と精神を壊している輩がいたとして、別の世界に自分がいると知るならば 消えない現象に恐れ、多世界全てをむちゃくちゃにしないと気が済まなくなる・・・ような混乱となって現れるかもしれません。

これは、思考により、ウソの幻想を見ているということです。

本当は、多世界がある時点で、存在と世界はより基底と離れていないことが分かると同時に色々な意味で精妙に見え、物質中心的な生や死に必要以上にとらわれなくても良い、絶対的に-思考が把握する意味で-確定している事柄ではない、と、多世界の私達を〝無限個の悪夢〟ではなく〝無時間の基底の中の自由な創造〟と言う風に感じるでしょう。


このときのエネルギーと洞察こそが、瞑想こそが、世界の問題の解決にそっくりつながり、クリシュナムルティの中にも起こっていた〝感じ〟と同じベクトルであると言えないとは思えませんね。


[次の記事]〝世界の不思議を一瞥!

[まとめて読む]〝リンク後 まとめ表示 下部よりどうぞ♪

[トップ記事へ]〝プロローグリンク

posted by インテグラルとど at 12:19| 実用的生活実践 | 更新情報をチェックする

2018年02月10日

世界の不思議を一瞥! ~クリシュナムルティと多世界⑯~

私達が観測できる世界は不思議です。


クリシュナムルティが〝世界の不幸〟に 断片なく〝解決と関心を持った〟のは、決して偶然ではありません

彼の高度では、それが当たり前の疑問に見えるのです。


パラレルワールドでは、世界は単なるくっきりした物質とは言えないものでした。 (量子力学でも同じです!)

即ち

私達の世界は、彼が言うように、〝心理的な思考としての過去や未来も無いのです〟!

それは

この世界のビッグバンもビッグクランチも、その高度では〝今〟この世界で浸透して起こっているものです。

それは、基底と矛盾せず含む多世界の普遍的な法則から分かるのです。


私達が喋っている言葉は、意味があって、感情が 営みが、意図があったから、発展できました

原子が分子になるのも、多数の生物種が共存できたのも、愛し合うことに幸せを感じることができる脳や身体構造や精神構造も、地球が美しいと感じるような審美的な五感も

よく見てみれば、すべて、時間展開にて 基礎(物質宇宙や地球)に合わせてその内面と外面(生命) が創発していることがわかり、基底は まったく違う宇宙人も含めて、非時間的にすべてを越えてひとつに持っています。


重要なのは、ここです。

クリシュナムルティは、脳構造に非合理的な働き(=蓄積する思考)があると言って、なぜなら

人間同士・地球上の生き物・環境・普遍的な法則 などなどと、私達は 望む方法を見いだした・(潜在的に)見いだせるから こうして進化・顕在化している(そうやって 今 コスモス[基底]から 多宇宙を根拠にした この姿形心こそ 証拠になる)-ゆえに自己中心的な断片化で 自ら選んで花開いた世界を壊すのは ありえない

と、深い構造で、確信しているからです。


確信しているのでしょう。


[次の記事]〝宇宙には〝たんまり〟意味がある!

[まとめて読む]〝リンク後 まとめ表示 下部よりどうぞ♪

[トップ記事へ]〝プロローグリンク

posted by インテグラルとど at 20:37| 実用的生活実践 | 更新情報をチェックする

2018年02月14日

宇宙には〝たんまり〟意味がある! ~クリシュナムルティと多世界⑰~ ≪FIN≫

世界、と言いますと外形にとらわれがちですが、多世界にまで広げればなおさら、内的な感受性のウエイトが大きくなるのです。

クリシュナムルティは、自らの独特な気運と人生観、立場と優しさを持って、彼の言葉でしか言い表せないメッセージを時代に残しました

ですが、彼が知っているものは何もないと、彼は言っているのです。

その一つの意味が、私がこうして、みんなとこういったお話を書いて見ているということ

さらに、基底はすべてを越えている、私達もまた何も知らないんだなと言うこと

それが、ふしぎな偶然すらも 軽やかに起こすのだということを


私もまた、クリシュナムルティの〝文字〟を読みつつ、彼の痕跡ではなく〝彼に出会う〟ことを洞察した(或いはそう試みた)一人です

パラレルワールドが内にあるのならば、確かに私たちは、彼に会っていますし、彼もまた、しっかりと私たちに出会っているわけです。 (その意味をちゃんと見てみてください!)


彼の思想はシンプルであり、ゆえに、表面上は、思考として文字を眺める限りでは複雑に経験される代物でもあります。

彼は〝心理的な思考としての時間が終われば、シンプルになる〟と言っているだけで、その意味を ――今できる おそらく同じものは私達の世界で試みられなかったであろう方法で―― 解釈しました。


彼の言いたいことのナチュラルな部分は、総合的には、翻訳家も含めて〝解説と解釈を入れない方が良い〟ことが多いですが、にもかかわらず、彼の愛する〝トーク〟は〝統合的対話〟に開かれてこそ最強の力を発揮し、それこそが彼の意図した〝覚者が複数集まると世界が変わる!〟というものなのです。


正確には、彼は〝思考の網にとらわれない考え方(―概ねAQAL―)〟を提供しているにすぎず、その〝思想を蓄積する価値は無い〟ことに価値があることを徹底的に言ってきた(笑)

のですが、結局は、シンプルに愛が溢れていたということと、知恵は必須であるということで

書く時のコミュニケーションに必要な形式は〝蓄積の展開ではない〟と言う風な感じで

自由!

だということですね♪


以上、このコーナーでの結論

宇宙には意味がある!


細部はみなさんとゆっくり生きるということで

この辺でお開きにしちゃいましょう☆彡


[あとがき : 彼を知らない方向けに言いますと クリシュナムルティは別に パラレルワールド等を主張しているわけではありません。が、同様に独特な視点という意味でも、私流の一つの彼の解し方、説き方、といった感じに受け取って頂ければ幸いです。 最近の訳として今回私が参考にした書籍は「時間の終焉」で、これがまた 新たな方向でおもしろいのです。]




[まとめて読む]〝リンク後 まとめ表示 下部よりどうぞ♪

[トップ記事へ]〝プロローグリンク

posted by インテグラルとど at 22:10| Comment(0) | 実用的生活実践 | 更新情報をチェックする

2018年02月19日

地球市民社会への強力な一歩! ~ベーシックインカムと〝バイタリティの統合〟①~

ベーシックインカムは、私が本ブログ記事にて度々紹介してきた洞察の〝社会制度〟側面と大いに関係します。

制度の高度は〝第2層〟です。

全員にパンを与える(より良いアーティストへの努力義務と解きます)を〝お金にて行う〟ということです。

例えば、ブログは今や無料で開設でき、時間さえあればよりクオリティの高い記事が生まれます。体験する時間が必要だからです。

自転車が好きなら、余暇が増大して3日4日連続休みの(自分で仕事を決められる)方が 天候 準備 ライド前後の休息調整等〝より安全に実践できる〟し、ラッシュ時の渋滞も緩和されているでしょう。

ILPに最適です。

また、ブラック企業を無くせます。 生活を人質にして〝働かせる〟脅しが利かなくなるからです。


今回のこのコーナーは、特に ベーシックインカムと〝セクシュアル・バイタリティ のシャドーワーク (影のセラピー)〟〝内面とその創造物のクオリティーの増大〟〝物質中心・消費主義の終焉と 脳構造崩壊危機の解決〟といった着眼点でお話します。

多くのページは、これらすべてを視野に入れていないからです。
posted by インテグラルとど at 11:17| 実用的生活実践 | 更新情報をチェックする

2018年02月24日

ベーシックインカム制度実現のヴィジョン ~ベーシックインカムと〝バイタリティの統合〟②~

私のこのブログには広告が掲載されますが、もしこの制度が実現すれば、例えば広告は無くても良いわけです。(掲載しても良い)。

このブログは専門的な内容(主に第2層周辺の高度)の為、多くの読者を獲得しにくいのですが、浅く詐欺的な罠内容満載のような 色々強迫的な〝お金を得なきゃ〟サイトに比べて 〝儲けられなくても続けるべき〟内容です。 (つまり、もっと地球市民社会的ビューのサイトが増えてほしい。)

インターネットをより深く正しく楽しいものにするならば、ベーシックインカムは無くてはならないでしょう。 またそれは、通常のリアルな社会にて 嘘の影響力が緩和していくので、より優しく住みやすい世界になります。 (詐欺師と詐欺情報に引っかからなくなっていく。)


ベーシックインカムの方法は、一般的には、〝全員に10万円ほど 年金ないし生活保護程度の資金を毎月提供〟〝消費税などは適宜2割程度まで増大〟〝職場から引かれている厚生年金≒ベーシックインカムへ充てる所得税等 で対応〟〝年金と生活保護の受給は ベーシックインカムに吸収=実質廃止〟といった感じで、うまくいくようです。

私としては、衣食住がしっかりある今の状況ならば、1000円でも貴重(笑)

(というか全員にちゃんとした衣食住を提供できなければならない。)


どちらにせよ、私が高校の頃など、〝老人層を若い世代で支える無理〟〝失業率の増大〟〝個性の時代〟の風潮・空気にどっぷりと浸かってきた経験から、筆者 こういった生き方にたどり着いています。

年金システムはどちらにしても 過去にしか十分に機能できない時代遅れの制度なのです。
posted by インテグラルとど at 12:00| 実用的生活実践 | 更新情報をチェックする

2018年02月28日

私達の資金‐営みに意味を持たせる ~ベーシックインカムと〝バイタリティの統合〟③~

現代では、(病的な)社会の歯車 になりたいけどなれない、人まで急増中です。

仕事が単純にないのです。

機械で代用する方が安全で、進歩の内面側がおろそかになっている意味で病的です。


年老いた親の介護により子どもが産めずお金がなく消費もできない。

富裕層は形式的でフラット金銭中心主義的な〝投資〟をして資金を無意味に増やします。 従業員は正しく消費できる余裕のある層ではないため、提供するサービスも混乱して地球と脳(心)を破壊します。投資家が(現実的な)サービスを考えるわけではないからです。

資金の循環が極端になっている先進国において、核爆弾が無くならない理由は火を見るより明らかです。


皆が余裕を持てれば、内面が豊かになり、新興国と途上国を助けることもでき、意味のない労働とサービス業務が消えて、地球上におかしな消費主義を押し付けることも無くなります。


そして、(病的な)社会の歯車になれない罪の意識や 混乱している仕事に甘んじている混沌感などから、荒廃したシンボルに溺愛‐拷問されているかのような 変な(邪)新興カルト的な(誤った)形態形成が見られています。 (深い中身のないネット上の種々ページは蓄積され続けていますね。)

ここで、ベーシックインカム制度の導入と同時創発すべき〝セクシュアルバイタリティの制御と 別の作業である影のセラピー(シャドー・ワーク)〟の実践が必要、という点が 今回最大の着眼点です。 (単なるセクシュアルバイタリティの禁止実践ではない。←アイドル崇拝主義等でもない。)
posted by インテグラルとど at 08:09| 実用的生活実践 | 更新情報をチェックする