2018年01月01日

10歳でたっぷり理解できる〝クリシュナムルティ〟 ~クリシュナムルティと多世界⑥~

彼は、思考という伝統ないし重圧より〝自由〟な運動ないし日常を

〝瞑想〟〝洞察〟

と言いました。


当然、言葉ではありません(笑)


ただこれは

ラマナの言う〝真我(S/nd)〟ではなく、〝合理的な道徳や霊性(L/5)〟のことを示していると暫定できます。


概ね、理性の時代から〝大規模な不合理な争い〟が広がり、昔よりも進化しているはずの頭脳ですから

〝なにかがおかしいよね?〟

という(笑)


よく知られた?理由は、〝ビッグ3の分離〟ですが(^^

(もっと以前から〝間違えた〟という本人のビューもあります。― シャドー[ワーク]にて理解可能)


つまり、クリシュナムルティの瞑想(「子どもたちとの対話」で示して意図しているもの)は

10歳くらいの子どもたちから、十二分に適した理解が得られる〝機能-方法〟なのです。


これに気付くのは画期的です。

ラマナの真我探究やクリシュナムルティの中身(深さ)とは、違うところを示しているのです。


そして、瞑想という名の〝不満の炎〟を適切に、種をまいていけば、美しく

自分の利益にとらわれない「自己実現」ができる

と(視点-事実として)主張されています。


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2018年01月05日

3つの主張 (状態・深度・翻訳) ~クリシュナムルティと多世界⑦~

一般(インテグラル)に、悟り(ゾーン1)が自然に十分に達成されるなら

様々な多重知性(ゾーン2)がポストモダン・インテグラル(第2層)・ポストインテグラル(第3層)にまで達成されるような相関関係があると言われています。

即ち

クリシュナムルティは、〝悟り-真我 (なまえをつけられないもの)〟から入り

ほぼ同じ洞察と実感で〝第3層の多重知性〟へと入り

その性質を、皆に伝え続けていたのだと、ゾーン2の科学(構造主義)より 分かってくるのです。


さらに、現代社会までのゆがみを指摘します。

ここで、彼は、脳構造(5)と その内的な営み(5)から、思考(5)にとらわれない脳の機能(5)こそが、健全で自然で合理的だと言ったのです。

それは、極端に不均衡な構造的発達をしないということです。


この主張は、リベラルに理解・実践可能

彼の主張を要約しますと

脳構造が、憎しみや快楽等で反復強化されると 破壊され

合理的に適切に働かなくなる、回復し難くなる

というところです。


現代の種々地球問題etc.を解決するには内的なエネルギーが必要

不合理な思考の反復が適切に終われば

ラマナ的な真我とはまた別に、生き生きと生きるという〝瞑想-日常〟生活が送れる、ということです。


ただし、彼の内面(第3層)を解釈・共感できる人がいて初めて、より適切にこの領域の翻訳ができる、という側面があります。


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2018年01月10日

空からのエネルギーの正体と 進化する悟り ~クリシュナムルティと多世界⑧~

悟り(空)としてのエネルギーは、基底と関係します。

この基底(スピリット・真我)は、決して失われることはない〝不可分〟の非時間的なものですが

まず

彼は何故、この基底にエネルギーを見たのでしょうか?


ラマナは、真我とは文字通り非時間的で全てなので〝なにもない〟と言いました。

ちょっと違う表現かもしれません。

正確には、どれでもある、くべつがない、という意味で、〝表現できない〟わけです。


ただ、クリシュナムルティは、これにエネルギーを感じていました

理由は、〝物質(外形)を伴う内側の洞察〟だからです。

厳密には、外形を伴う寸前のエネルギーの実感かもしれません。

かなり オメガ(より深い深度)からの構造の実感-下降の瞬間を捉えている、という感じを受けます。

地球上のインスピレーションを研究していくと、やがてこういったことの意味が色々見えてくるでしょう、とも言えます。


彼は〝構造-段階 (第3層・ゾーン2)〟を基点に、(もちろん外面の身体からも――)、悟り・真我のエネルギー(ゾーン1)を感じていたので

〝宇宙の意味〟を〝進化する悟り〟の見地から知りたい、と強く感じていたことになります。

ラマナの真我探究 (悟れば終了!?) とは そこが違っていたのです。


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2018年01月13日

瞑想と自己実現と今 ~クリシュナムルティと多世界⑨~

クリシュナムルティは、世界の断片化を癒し、人々が理解することを望んで、講演(トーク)をしてきました。

悟り、ではなく、〝進化する悟り〟のさらなる謎を紐解くことで〝世界のこれまでの混乱をちゃらにするような すてきな方法〟を模索した、広義の科学者だったのです。


そこで彼が見た、分かちがたいが確かだった、伝統的な悟りとは違う何かは

〝未来の世界に聞いてみれば明らかになる〟

かもしれないもの、で、本人も気付いていなかったのかもしれません。


彼は、心理的時間(5)について、思考がそれを作る

終わらせるべきだと解き


今、私達がよく知っている〝インテグラルな自己実現(7)〟は

〝今を生きる〟ことで成され

それは彼が〝思考の終焉・静謐・瞑想〟と(トーク上)言ったものと 同じです。


単なる記憶としての過去、そして記憶を基にして想像した未来


これまでは、これらが本当の過去と未来だと思われてきました。

しかし、そんなものは構造的(5)に不合理な幻想である、ことを発見したのです。

正確には第2層(7)に開花する能力ですが、伝統(4)から自由になる意味で、啓蒙時代に大規模に花開くべき脳の機能であった、と言っていると思われます。


(もっと細かくしていけます?ので、ここでは要点をおさえてください。)


されど、彼の中では、進化する悟りに対する、名付けられない洞察が進行していました。

本当の過去や未来は、ないのでしょうか?


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2018年01月17日

基底と時間と宇宙の謎 ~クリシュナムルティと多世界⑩~

実は、彼は〝宇宙に始まりも終わりも無い地点〟に興味がありました。

私もそうですが、そもそも〝時間のない基底〟があるのだから〝現代の断片化を丸ごと解決しうるような〟大発見があってもおかしくない

ということです。


正確には

私達が最近知った宇宙は〝ビッグバンで始まり寿命がある

また〝昔は地球が太陽の中心で 新発見で教会と時代がひっくり返った という過去のヒント

基底に時間がないのに、なぜか毎日 時計が刻まれて 生まれた宇宙から時折大発見が起こる

この謎が、瞑想・洞察・エネルギーから、どうもわかる気がする

そんな、手掛かりがあるような―――。


論理的には、基底とは〝宇宙を含む〟ものです。

古典物理学の発想をする科学者は、物質宇宙が最強(ある種 神)だと思っていて、宇宙に意味がほぼ無いという主張を続けるに至っているわけです。

よりインテグラルには、基底が含む宇宙は〝私達が知り得るあらゆる普遍的法則を その内に含んでいる〟と言えるのです。


例えば、過去に行って〝自分殺し〟をすると、私は消えてしまいますので、普遍的法則に合致しません

これは、基底が ふつうの事実(現実)として含むことができないものです


ただし、もし、それでも私が〝消えなかったら〟話は変わります。

そうなれば、基底は その事実(世界)を含んでいる と言える可能性があります。


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2018年01月21日

パラレルワールドと世界の問題 ~クリシュナムルティと多世界⑪~

前回で、私が過去の自分を抹殺しても、自分が消えないならば、パラレルワールド(多世界解釈)ということです。

なぜかと言いますと、そうでなければ、基底に含められないからです。(現実に有り得ないからです。)

そしてそれが更なる宇宙の発見されるヒミツならば、その事実が、何らかの意味で、現代までの問題を一掃する重要なターニング・ポイントになるかもしれません。

クリシュナムルティは、こういったことを言っていると 私(たち)には 受け止められるのです。


パラレルワールドに限ってのことではありませんが、机上の過程ではなく、現代の悲惨な問題の解決や ある主 原因と結びつくなら、稚拙で物騒な例ではなく、実際に多世界が基底から生起することで、私達は道徳的に・霊的に何ができるのか?と問うことになります! (自分をころしてはいけません!)

それにこそ、実は、膨大なエネルギーがいるのです


↑さりげに繋がりましたよね??


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posted by インテグラルとど at 19:52| 実用的生活実践 | 更新情報をチェックする

2018年01月25日

思考と多世界の〝大きな〟違い ~クリシュナムルティと多世界⑫~

クリシュナムルティも奨める、このエネルギーを用いて、私達で、もう少しこの問題を見てみましょう。


これは単なる謎掛けではなく、ある種の決定的な事実です。

共時性、量子力学、創発的な直観、地球中心的より深いのは〝多-地球中心的〟・・・

より多くの人々が、こういったことにエネルギーをふんだんに向けられるようになれば、脳構造も 自由観も劇的に変わってゆくでしょう。


まず、物質宇宙が神だとする通俗的な解釈を放棄することで、多世界を所有できるとする自己中心的な欲望は消えていきます

別の世界の自分と戦ったり支配すると想像する、〝身体中心〟〝思考-私〟の境界も、無くなってゆくでしょう。


先ほどの〝心理的な見せかけの過去と未来〟を見極めた〝今を生きる自己実現-瞑想をする私〟の例だと

別の世界にもう一人

〝心理的な見せかけの過去と未来 を見極めた 今を生きる自己実現-瞑想をする私〟がいるわけです(笑)

その私は、私から見て、〝過去や未来〟ですが、〝心理的な見せかけの過去や未来〟を所有していただけで 心理的な過去や未来(思考過程)ではありませんね。


この区別が最初に可能なのが、高度5(リベラル・10歳くらいの子どもたち)からなのです!


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2018年01月29日

とてつもないものが からっぽなものに ~クリシュナムルティと多世界⑬~

パラレルワールドには ポスト形而上学(AQAL)を含める [サポートする] のが鉄則です。

そうしないと、単なる思考(稚拙な創作)に成り下がる可能性があり、基底に事実として含むことができません。


AQAL(ビュー)にて含めることで、より視点の視点が豊かに織り込まれ、そういった多世界的な構想が、この地球を救うことになると言えても不思議ではありません。

きっと、クリシュナムルティは、こういった可能性にワクワクするでしょう。


パラレルワールド(多世界解釈)に もう二つ、基底と理解する 大切な要点を付記しますと

・私達の世界は 既に多世界だ

・世界は精妙だ


ということです。


洞察や瞑想は、この世界と基底の関係をよりはっきりと見る〝運動〟です。

この世界は くっきり観測できると断定する 欺瞞の思考(や所与の視点)ではなく 別のこの世界・さらに別のこの世界・さらに別のこの世界 ・・・で、私達はあらゆる多世界と 関係しています。

無時間的な基底から あらゆる世界とエネルギーが生起、それが感じられるということです。

内的にも外面的にも、8つのゾーンで矛盾なく基底に生起するパラレルワールドを捕捉してください。 (暫定高度9の視点・自由課題♡)


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