2016年06月01日

コミュニオンとエイジェンシー ~マイ・ビュー ×〝インテグラル・シンキング〟⑦~

本書は、コミュニオン視点です。

私やウィルバーは、言わずもがな、エイジェンシー視点で

合っていない人には、読めません(笑) [読む気が起きないというところで。彼は多くを含む以上に動機を深めているのです。]

本書は、〝象限〟だけでAQALを紹介適用する(と見られる)ものですが

ラインやタイプや状態を〝象限〟で説明するという難解なことをやっているように思います。

また、私があえて高度付記をするのは、ウィルバーが〝インテグラル・スピリチュアリティ〟で、〝高度と象限を開示することが最低必要〟と言っており、それに強く同意できるからです。

コミュニオン視点では、たとえインテグラルな高度だとしても、レベルの領域を高度付記をせず、行うことも、普及の観点上 必要だろうことを意味するのです。
ラベル:AQAL
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2016年06月02日

対になるものの統合 ~マイ・ビュー ×〝インテグラル・シンキング〟⑧~

何事も、〝対〟を行き来することが必要というのは

〝エイジェンシーとコミュニオン〟の法則ですが

日本は〝エイジェンシー過多〟だとウィルバーは言っていますね。

すべての〝対〟の行き来できる重心は概ね決まっており

〝質か量か〟は、認知のラインで理解するべき事柄ではなく

生き方によって、〝質→量〟ないし〝質=量〟が 自分の世界空間の中で、無理なく融和する、ことは可能です。


例えば、節約したいという気持ち(質)は、(クリシュナムルティ的意味でも言える 手段=目的 で) そのまま金銭的フィードバック(量)として かえってきます。

すべては〝4象限同時生起〟だからです。
ラベル:AQAL
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2016年06月03日

アニメとクオリティー ~マイ・ビュー ×〝インテグラル・シンキング〟⑨~

アニメは、現在ハイビジョンだし、元々、作るのに高度な技術と人件費が必要で

今更、〝質か量か〟で量れないくらいの〝期待〟を前提とされます。

即ち、いいもの(気持ちが要約されて最大数時代に合った矮小化されていないもの)を作るしかない!と思います。


こういった領域に対して、〝質=量〟〝良いものはよいし そうでないものはそうでない〟ことは明白で、似たような適当な作品を生むという、手抜きないし(ひどい場合は)盗作的な〝質の低下〟が〝金銭的利益という量〟を生み出した場合でも、道徳ないし信仰のライン的にどうなのか? といった視点は、重要でしょう。


アニメは、質か量かではなく、ご心配なく〝質=量〟です。

作れるということ自体が、量をカバーしています。 (質に気兼ねなく こだわれるということ)


(もちろん、正規の手順で、自然に、遂行矛盾しない場合です。動機が明確であるなど。)
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2016年06月04日

静寂幸せな〝統合的生き方〟 ~マイ・ビュー ×〝インテグラル・シンキング〟⑩~ ≪FIN≫

日本でありがちなことに

〝ケン・ウィルバーの思想は 階層的で 一部に差別的で、それをまともに使うものは 自分の脆弱性を必ず隠していて、破たんしている〟とか

重い理論ですので(笑)

言われないことも、空気的にないのですが


基本、彼の理論は、〝グレース&グリット〟とか〝ワン・テイスト〟とか

統合心理学への道 の終章〝常に すでに〟など、そういった前提的な基盤があり

〝信仰のライン〟で解するのがオススメです。


また、〝マインド・モジュール〟は、認知を鍛えるための枠組みである以上に、数学的視点化(きらデコのギャグセンスなど)や音楽生起的なマインド空間(夢作曲)等も範疇であり、マインド ⊃ 認知 です。 (私は 認知を[とりわけ単独で]鍛えない枠組みだと思っています。)


結論は、(ウィルバーオマージュ視点かもしれませんが)

理論にとらわれず、自然の風の、空のように

しかし、理論的な芸術性を、しっかり根拠を持って愛でながら シャドー・ワークしながら

気軽に生きていくことは、可能です。


(ウィルバー各種・本書) 別に、息が詰まるような主張ではありません。
ラベル:AQAL
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2016年06月05日

BPM(1)(2)はポテンシャル! ~グロフとウィルバーの接点~

以前の補足として

・ウィルバーは エデンから と アートマンプロジェクト (ウィルバーⅡモデル時)で、ノイマンの〝意識の起源史〟をベースにし、進化の構造 (と 万物の歴史) でさらに洗練させた。前言語的(無意識的な地獄の)段階を詳細に議論した。

・グロフは、絵画芸術やホロトロピックセラピー(ホロノミック・インテグレーション)を通じて、前言語的領域(少なくとも言葉をしゃべる子どもがもう忘れ去っている領域)の臨床‐証拠を広範囲に提示した。

こういった点と、ILPのシャドーワークの行きつく先を実践‐考慮した結果、大体、レベル1と2において、〝生まれる頃から ある種 神秘的で膨大なエネルギーがやり取りされる〟ことに同意できるでしょう。

これはすなわち、ウィルバー的に〝プレ‐構造(前言語的領域のバイタリティ)〟グロフ的に〝個を超えた領域(神秘的なエネルギー)への入り口〟ですので

そういった〝インテグラルな可能性を内包する ポテンシャル〟と、素直に言えます。 (成長時、(健全にも)切り離すということ。)

生態系(8)を論考する時に、便利な視点です。
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2016年06月06日

インテグラル理論の脆弱性!? ~すべての理論は〝地図〟~

ウィルバーはもとより、訳者2人による〝テーマは意識の変容〟(後述します) でもツッコまれていた視点です。

教義に行きすぎたり(キリスト教)、ある種ニヒリスティックになりすぎたり(小乗仏教?)、いわゆる〝ユートピア思想エトセトラ(L/6重心に)〟は、〝必ず失敗する〟と、クリシュナムルティも(ある種)言及する、もはや、おなじみのやつです。 (或いは、大義の元 運営されしコミュニティの メンバーが変わる…等も。)

一応、地図は地図ですので(笑) 悪用された時の解決策(ヴィジョン)を提示しておきます。

☆☆☆

例えば、わたしをまねて、適当に芸術等に高度付記して論じる輩(笑)がいたとして


主体(AQALを付ける人)×対象(AQAL)

さらに、主体(観察者・閲覧者)がいるわけですが


・(道徳のラインで)最低グリーンか第2層でなければ意味を成さない(うまくいかない)

・彼らにはどのくらいの精度かほぼ分かる (付記する方も 共感できるよう計算(要約)してるから(^^♪)


遊びに見えるかもしれませんけど

そーじゃないんですよぉぉぉ~(≧ω≦)
ラベル:AQAL
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2016年06月07日

人口爆発対応政策と倫理観 ~パラレルワールドも考慮~ (1/3)

〝テーマは意識の変容〟に挙げられたテーマです。

(書籍解説。当時のウィルバー関連訳者の思い切った議論です。彼らのタイプ・状態を、伝え方とか喋るの苦手とか気分とか 出し尽くした感とかすべて経た上で、私的に眺める(8)限り、―少なくとも本書の主張領域は― (L/6,Q/1) vs (L/8,Q/4) という(笑)、おもしろい組み合わせで、しかも仲がいい!! ――私は、〝迷ってる〟と言われてそれっきりの友人を思い出しました(爆)―― なお、当時として、お2人の総合力は、〝同じくらい〟……なんじゃないかなぁ(・∀・))

(該当P218付近~)〝バランス悪〟〝相対的〟に考えても、〝正しいが善くない〟側面はどうしてもあり、私的には、〝ほおっといてもうまくいくような正しい流れ(8)を生態系ごと洞察する〟必要はあると感じました。

(つづく)
ラベル:AQAL
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2016年06月08日

人口爆発対応政策と倫理観 ~パラレルワールドも考慮~ (2/3)

(その2です。)

議題は、〝増えすぎた人口を(政策・戦争で?)減らすのは、悪だと言えるのか?〟ということで、ウィルバーは〝個人の悟りばかり目指すのは自己矛盾〟と、当時のアメリカのまだナルシスティックだった風潮を、後期に語っていることから、〝ラマナの言う蜃気楼現象の悪用〟に陥りやすい風潮はあったわけです。 (今もあるけど。世界の改変とか(笑))

私は断固、〝(相対的に)悪だ〟と言いますが、タイターの世界では、実際に起こりました。 (本書には、そういった〝沈黙の春〟的洞察もあるのがすごいです!)

彼の世界では、すっごく後悔しているんですよね…。

(つづく)
ラベル:AQAL
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2016年06月09日

人口爆発対応政策と倫理観 ~パラレルワールドも考慮~ (3/3)

(その3です。)

で、これは、〝負の無限ループ(主張)〟や〝宇宙(そら)の冒険〟でも書いたとおり、〝ビッグ3の差異化以降のゆがみを多世界で考慮に入れる〟という〝理解〟が緊急視される、わけなんです。

私は、パラレルワールドで〝道徳〟を学んでほしいと思っていますので、是非、考えてほしいです。

(「万物の理論」の訳者のまえがき・あとがきも参照。私は、「自我と無我」からいきなり「進化の構造」に入った稀有なタイプ(たぶん)で、当時の感傷に浸ってしまいます。まぁ、今回の議論はある種〝無我と忘我の違い〟ってところですね。)
ラベル:AQAL
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2016年06月10日

形から入るのが好き ~コズミックアドレス(高度+象限)を特定すること!~

よく、〝形から入るのが好き〟と言って、いきなり何かを形作るタイプがいますが

これは、〝人から言われた〟のではなく、〝試行錯誤してたどり着いた〟のでなければ

まずいことがあります。

AQAL的には、アイデアを持ってくる場合、元の思想の高度を特定しておかないと

〝対象を傷つけてしまう〟恐れがあるのです。

あなたがAQALに興味が無い場合や使えないと感じている場合

〝自分と同じノリ(価値観)である〟ことを、条件にしましょう。

過激なパロディは、これを見ていませんね。

次回は、HPレシピとパラダイムで 似た領域を考えます。
posted by インテグラルとど at 23:49| 実用的生活実践 | 更新情報をチェックする